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25723円
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昭和54年 定価35000円 外箱サイズ28㎝×38cm。部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
『梧竹書芸集成」の読者に大きなプレゼントをお贈りできることになった。この「いろは帖」一冊を手にせられ た読者は、雄渾な筆勢の迫力に驚嘆し、その壮麗さに魅せられることと思う。梧竹には、書簡などは別として、 かなの作品は極めて稀であるが、この八十五歳の作になる「いろは巻」は、さすがに書聖の力量をいかんなく発 揮した神品である。ここに展開する悟竹の世界に直面される読者に、煩わしい解説の要はないであろう。
「アララギ短歌の大御所斎藤茂吉が、熱烈な梧竹ファンであったことはよく知られているが、この「いろは巻」 にはとくに心酔し、その一字一字を克明に臨写した手帖なども残っている。この「いろは巻」は茂吉の仮名文字 の原典となったものである。
「いろは巻」の書かれた事情などについて『集成』本誌に記したように、海老塚家の蔵で、現在は徳島県立図 書館に寄贈されている。原本は縦四〇センチメートルの絹本で、四巻の巻子仕立てとなっている。第一巻が「い ろはにほへとちりぬる」十一字で横三五一センチ、第二巻が「をわかよたれそつねなら」十一字で同三四八セン チ、第三巻が「むうゐのおくやまけふこえて」十三字で同四一一センチ、第四巻が「あさきゆめみしひもせす」 十二字と「八十五更 枯竹」の落款があり、同四一○センチメートルの大作である。この巻子を能にするため天 地左右をほぼ三分の二の割合に縮小し、一字を一ページに収めるため字間のひらきを変更したことをおことわり しておく。
なお付録として、四十七歳の作「枯竹翁(斎) いろは手本」と七十歳代の作「いろは幅」を収めることとした。 前者は明治六年に仮名の字体を定めるために作られたもので、武雄市の山口流水氏の蔵品である。原本は縦三二・ 二センチ横一二・六センチの紙本、折本仕立てとなっており、裏でかご文字を描き、朱て塗ったものである。巻 末に清国人林雲達の跋文があって、「空海二継 イデ斯ノ世二功アル者力」の賛辞が記されている。「いろは幅」は 徳島県立図書館蔵、海老塚家の旧蔵で、縦一四七センチ、横三九センチメートルの紙本編である。職中にみえる 小舟女史については詳らかにしない。
私は、為恭の琵琶法師の画を所蔵している。それに、「人の耳を楽しましめんとにはあらず」という自賛がある。枯竹 の書にも、当然同様のことがあるはず。「読めない」などと言ったって、人によっては読めるのだし、それにまた、人が 見ることなんか意識もしていないところに、このごろの展覧会芸術とは異質の、顕示的でない書の世界があるわけでも あろう。
羲之も空海も、「人の目を楽しましめん」がために、書きはしなかった。「笑わば笑え、あげつらわばあげつらえ、人 がなんと言おうと、自分は、このように書きたいから、書く。書くべきだから、書く」というだけのことである。 「聖寿無窮」の幅。これは明治時代の、天長節を祝って書いた。明治天皇は、枯竹の名をお聞きになって、十九年に、 北白川宮邸で、枯竹の揮毫をご覧になったという。この四字を見た当時の侍従が、「久しぶりに陛下にお目にかかった気 がする」と言ったとか。つまりこれには、天皇を敬仰する思いが漂い、その深奥に、明治天皇そのものがとらえられて いればこそである。
隆応上人を媒体として結ばれた、悟竹と斎藤茂吉との縁。茂吉が「空間の筆意」と受取ったのも、枯竹の本体に触れ てのこと。「陸奥をふたわけざまに聳えたまふ」と書いた、蔵王の歌碑の茂吉の書にも、枯竹に強くひかれたところがあ らわれているようである。
悟竹は、うどんを一杯とってきてくれといって、五円も渡してみたり、五十銭銀貨一枚で、就を四、五枚買ってこい と命じたりした。なんともいえない味である。
「悟竹は、私の小学生のころに世を去ったが、幸せなことに、茂吉とは、しばしば会う機会にめぐまれた。金銭に無頓 着だったという意味ではなしに、とにかく、悟竹のこの話には、なんとなく、茂吉の風趣に通うものがある。 「枯竹は弟子をとらなかった。「下手に教えると、自分も下手になる」と。要するに、世俗から離脱するのが、この人の 悲願であった。
「慈恵」の作も底知れぬもの。八十五歳の時のこれは、最晩年の作であるが、枯竹一代の結論はすべてこのうちにある。 一切の虚飾をしりぞけて、ただ素朴。抑えに抑えた底から、あふれてやまぬ力が、ほとばしり出ている。そのようにし て書きながら、高い風韻を充満させているということ。しみじみ心をひかれるものがある。
般若心経もたまらない。筆先の「形」ではなしに、奥の奥の「心」で書いている。 「いろは帖」、こんな「いろは」がほかのどこにあるというのか。しかもこれは、別々に書いたものではなく、一気に、 四十八字を書き列ね、そしてそのすべてを、かくの如くにまとめた。絶妙というもの。
なにものにもとらわれない、そこが、東洋の味、日本の味。今の世には、すっかり影をひそめ、忘れ去られてしまっ た、日本本来の味というべきものだろう。
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